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ラブレ・ロワ社

ラブレ・ロワ ピノ・ノワール ヴァン・ド・フランス

ラブレ・ロワ ピノ・ノワール ヴァン・ド・フランス

6 レビュー数の合計

【商品説明】

本格的ピノ・ノワール
南フランス産ピノ・ノワール種を100%使用した、繊細で果実風味のある豊かな味わいが特長のワインです。お手軽な価格で本格的なピノ・ノワールがお楽しみいただけます。
ラブレ・ロワ社は、1832年に創立された歴史の古い会社です。1972年に現在のアルマン・コタン氏が社長に就任してから急成長し、ブルゴーニュでも指折りの規模と高品質を兼ね備えた会社のひとつとして注目されています。
そのことを示す例として、世界中で30社以上の航空会社の機内ワインに採用された実績があげられます。航空会社のワインの採用方法は厳格で、品質が良いことは言うまでもありませんが、高品質のものを安定して大量に納入することが必要になります。ラブレ・ロワ社は、醸造技術者達が100軒以上の契約栽培農家や醸造所に対して、きめ細やかな技術指導や器材の援助等を行って高品質のものを安定して量産できる体制を整えています。
ラブレ・ロワ社は、このような地道な努力と抜きんでた鋭い鑑定眼によりブルゴーニュの栄光と遺産を引き継いだネゴシアンとして評価されています。

タイプ 赤ワイン/ミディアムボディ
原産国 フランス
度数 12%
容量 750ml
品種 ピノ・ノワール

受賞・評価歴

*セレクション・マガジン ワイン・フォー・BBQ シーズン2016 銀賞受賞(ヴィンテージ2009年)
*インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション 銅賞受賞(ヴィンテージ2015年)

※20 歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。20 歳未満の者に対しては酒類を販売しません。

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ボルドーの格付け

黒ブドウ品種カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランをブレンドして世界屈指の赤ワインを産出しているボルドー地方では、自社の畑のブドウからワインを製造している生産者を「シャトー」と言います。フランス語で「シャトー」とは本来はお城を意味する言葉で、その名の通り、お城のような美しい建物を構えているところも多く、その姿は広大なブドウ畑に映えてとても絵になる景色を作り出しています。

ボルドー地方にはワインを産出する地区が幾つかあり、格付けの表示は地区ごとに異なりますが、最も有名なのはボルドーを代表する赤ワイン産地メドック地区の格付けです。



この格付けは1855年のパリ万博の際に、当時すでに人気を博していたボルドーワインをより分かりやすい物として観光客にアピールするために、ナポレオン3世の命令によって制定されました。

当時ボルドーに何軒のシャトーが存在していたかは分かりませんが、そのトップクラスとして選ばれたのが1級から5級に格付けされた57シャトーでした。その後シャトーの吸収合併や分裂を経て、現在は61シャトーとなっています。ソムリエ試験を受けるのであれば61シャトー全ての格付けを暗記するのは必須ですが、ここでは1級シャトーのみご紹介しますね(カッコ内はシャトーのある村名)。


メドック格付け1級
・シャトー・ラフィット・ロートシルト(ポイヤック)
・シャトー・マルゴー(マルゴー)
・シャトー・ラトゥール(ポイヤック)
・シャトー・ムートン・ロートシルト(ポイヤック)
・シャトー・オー・ブリオン(ペサック・レオニャン)

どれも著名なワインで、今やなかなか手が出ないワインとなってしまっている5大シャトーです。それに続く2級は14シャトー、3級14シャトー、4級10シャトー、5級18シャトーとなっています。

実は1855年の制定時、ムートン・ロートシルトの格付けは2級でした。「Premier ne puis, Second ne daigne, Mouton suis(1級ではないが、2級に甘んじることはない。我はムートンなり)」とその悔しい胸の内がラベルに記載されていたのは有名な話。制定から100年以上の時を経た1973年に1級に昇格したのですが、格付けの変更は後にも先にもこの1回だけ。ムートンはこの年のラベルにピカソの絵を採用し「Premier je suis, Second je fus, Mouton ne change(我、1級なり。かつては2級なり。ムートンは不変)」と記載したのも有名な話です。「2級でも1級でもムートンは変わってないよ。」と言う誇り高さが伺えますね。

余談ですが、本来であればそれなりの人数でテイスティングをして公正な審査のもとで決められるべき格付けですが、ナポレオン3世の命令からパリ万博開催日まで時間がなかったため、ボルドーワインに通じている試飲経験豊富なワインの仲買人がワインの価格をもとに格付けを決定したとか。。。価格の高いものほど格付けが高くなったという言う裏話。

ナポレオン3世がもっと早く格付けの命を出していたら、今とは少し違う格付けになっていたかもしれませんね。

ボルドーワインの主要品種

ボルドーの赤ワイン用の最大品種はメルロです。そしてカベルネ・ソーヴィニョンが続き、この2品種で合計9割ほどを占めます。他にはカベルネ・フランやプティ・ヴェルドーが栽培されています。白ブドウ品種では、セミヨンとソーヴィニョン・ブランが拮抗して、やはり合計で9割程度の栽培面積を占めます。ミュスカデル他のブドウも栽培されています。

ワインは8割以上を赤ワインが占めていて、白ワインは10%を割ります。シャトー・ディケムで有名な甘口は全体の1%に過ぎない貴重なワインと言えます。1960~70年代までは白ブドウの方が多く栽培されていたのですが、1980年代迄には圧倒的に黒ブドウが多くなりました。

ボルドー地方のワイン造りでは、赤・白問わず、複数 の品種がブレンドされるのが特徴です。新世界、旧世界問わずその「レシピ」はボルドー・ブレンドと呼ばれて大いに活用されています。

ブレンドされる品種は相互に上手く補完しあっています。赤ワインにおけるカベルネ・ソー ヴィニョンはワインに骨格と長期 熟成能力を、メルロは 果実味とふくよかなボディをカベルネ・フラン は香りの華やかさを、もたらします。

左岸のメドックで はカベルネ・ソーヴィニョンが 中心で、メルロ、カベルネ・フラン、プ ティ・ヴェルドといった補助品種をブレ ンドします。右岸のサンテミリオン、 ポムロール地区では、メルロにカベルネ・ フランが補助的にブレンドされるのが一 般的です。

白ワインにおいては、ソーヴィニョン・ブランが酸のキ レと華やかな香りを、セミヨンが ボディの厚みを出して長期熟成に向き、樽との相性も良いです。辛口ではソーヴィニョン・ブラン中心のブレンド、甘口はセミヨンの割合を多くします。

複数品種のブレンドには、栽培上のリスクを減らす目的もあります。たとえば、芽吹きも収穫も早いメルロと晩熟のカベルネ・ソーヴィニョンの両方を栽培することで天候被害のリスクが分 散されます。特定の品種が被害にあった場 合に、被害の少ない品種のブレンド 比率を高くしてワインの品質を守ろうという訳です。

ボルドー品種で知られていたのですが栽培面積が減って今では新世界の方が有名な、「お嫁入りした」、黒ブドウ品種があります。ひとつはカルメネーレ。チリで有名です。もうひとつのマルベックはアルゼンチンで有名になっています。白ブドウのソーヴィニョン・ブランも、ニュージランドのマールボロが本家フランスのボルドーやロワールを凌ぐような勢いですね。

一方で、ボルドー品種に新しく加わるブドウもあります。地球温暖化への施策としてポルトガルのトゥーリガ・ナショナルやアルヴァリーニョなどの品種の使用が承認されました。栽培面積やブレンドの制限はありますが広域ボルドー、ボルドー・シューペリオールで栽培が認められました。格付けシャトーは否定的なところが多く、ボルドーの伝統を守る為にも新しい品種では無くてカベルネ・フランやプティ・ヴェルドーへの改植を選択すべきだとの声が聞こえます。